11月の掛軸
11月にかける掛軸とは
11月/霜月(しもつき)とは、二十四節気 「立冬」「小雪」と呼ばれ暦の上では冬の到来であり日脚が短く、朝夕の気温が低くなるため火が恋しい季節といわれています。
主に11月8日ごろおよび小雪の前日までの約15日間を指しており、まだ秋らしい気配も残り紅葉の見頃の時期ではありますが、木枯らしが吹き始め冬の気配が感じられるようになります。
霜月(しもつき)には子どもたちの成長過程を無事過ぎることのお祝いと、厄除けの行事である「七五三」があり、数え年で3歳の男女と5歳男子、7歳女子の成長の節目に初土神社または氏神神社に参拝を行います。
七五三を霜月に行うようになったのは、五代将軍徳川綱吉が長男の徳松の健やかな成長を二十八宿の鬼宿日に祈願したことが由来だといわれています
11月にかけるおすすめの掛軸には、四季折々に適切な図柄を選ぶことがポイントで11月は「秋掛け」にふさわしい草花の図柄を選ぶことがポイントになります。
例えば山茶花、寒菊、小菊などが挙げられ、他にも紅葉、銀杏並木、秋の風景や枯木、初冬の山水など、季節に合わせた風景が描かれている掛軸を選ぶようにすると季節を感じられます。
また11月15日に行われる行事で有名な「七五三」に関する画題(絵柄)は、10月中旬から11月中旬頃辺りまで飾ることができる掛軸として秋の季節に選ぶという方も少なくありません。
11月の掛軸は、紅葉(こうよう・もみじ)、菊(きく)、柿(かき)、山茶花(さざんか)、千両(せんりょう)、竜胆(りんどう)、芒(すすき)、撫子(なでしこ)、白菜(はくさい)、葡萄(ぶどう)、万両(まんりょう)、柚子(ゆず)、蕪(かぶ)、樵(きこり)、大原女、焚火、灯火といった秋の季語が取り入れられている掛軸なども、11月に飾る際にぴったりな題材といえます。11月の掛軸は修羅が豊富です。
掛軸商品
月の掛軸
12ヶ月。11月。ここでは、季節掛け12ヶ月のうち、11月にかける掛軸として、樵夫(きこり)、大原女の掛軸をご紹介します。
11月の掛軸はいつからいつまで掛けるのですか
11月の掛軸を、いつからいつまで掛けるのかは
下記をご参考にしてください。(50音順)
女郎花(おみなえし) 6月、7月、8月、9月、10月、11月
柿(かき) 9月、10月、11月、12月
山茶花(さざんか) 10月、11月、12月
千両(せんりょう) 10月、11月、12月、1月、2月
蕪(かぶ) 10月、11月、12月、1月
紅葉(こうよう・もみじ) 9月、10月、11月
菊(きく) 9月、10月、11月
芒(すすき)=尾花(おばな) 9月、10月、11月
撫子(なでしこ) 4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月
白菜(はくさい) 10月、11月、12月、1月、2月
葡萄(ぶどう) 8月、9月、10月、11月
万両(まんりょう) 11月、12月、1月、2月、3月
柚子(ゆず) 10月、11月、12月
竜胆(りんどう) 9月、10月、11月
樵夫(きこり)の掛軸 大原女の掛軸
11月に飾る掛軸としておすすめの図柄として挙げられるのが、樵夫の掛軸や大原女の掛軸です。
樵夫(きこり)は森林の樹木を斧で伐採します。11月になると冬に向けて山間では薪を拾う季節であったことから、樵夫(きこり)と呼ばれる薪を担いだ男性の図が季節を感じさせる図柄だと人気があります。
大原女の掛軸は薪を頭上に載せた女性の図 が特徴で、かつて大原で働いていた女性たちの伝統衣装を身に付け、薪や柴を頭の上に乗せ京の町へと行商に出かけていた歴史があり、現在では大原女まつりが秋の季節に開催されるなど現代にも残り続ける文化ですね。11月を象徴する行事でもあります。
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