金継ぎのご依頼は都島店限定
金継ぎの修理・ご依頼は
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大阪府都島区の骨董品店こがん堂の金継ぎ修理依頼
私共の店では、金継ぎの修理のご依頼をお受けいたします。お客様の大切な品物を丁寧に修理し、元の美しさを取り戻すお手伝いをいたします。
修理に関する詳細やお見積り、修理期間など、お気軽にお問い合わせください。お客様の満足を最優先にし、信頼性のある修理をお約束いたします。
お問合せの際、ご要望をお聞かせいただければ幸いです。
店舗に直接お越しいただいても
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多いため、まずはLINEでの
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金継ぎとは
金継ぎ(きんつぎ、Kintsugi)は、日本の伝統的な修復技術で、壊れた陶器や磁器を修復する方法です。
この技術は、陶磁器が破損した際に、修復を施し、修復部分を金の粉や箔で飾りつけることで、新たな美しさを引き立てることを目的としています。
金継ぎは、物の寿命を延ばし、破損部分を強化し、その破損部分が物語を持つ一部として取り込むことで、破損が過去の出来事や経験を象徴化する方法でもあります。
金継ぎの修理工程
金継(きんつぎ)は、日本の伝統的な修復技術であり、破損した陶器や磁器を金や銀などの貴金属で修復する独特の方法です。この技術は、修復された部分が単なる破損箇所ではなく、むしろその破損や修復の痕跡が物語を持つという考え方に基づいています。金継の工程は、精密さと芸術性が求められる専門的な技術であり、以下にその詳細な手順を示します。
金継ぎの修理工程は以下の通りです。
金継ぎの工程において、漆は重要な役割を果たします。
漆は金継ぎにおいて伝統的な接着剤でもあり、その耐熱性と、強力で柔軟性のある接着力は、陶磁器ややその他の修復において優れた結果をもたらします。
修理に際しましては、工程に最も精通している代表の漆原が、みずから職人さんのところまで持参し、直接やりとりをしています。
1. 破損箇所の評価と準備: 最初に、破損した陶器や磁器の状態を評価し、修復の可能性を検討します。破片が揃っている場合は、破片同士の接合や形状の整形が行われます。破片が欠けている場合は、修復に必要な形状や寸法に合わせて破片を調整し、不足部分を埋めるための対策を講じます。
2. 接着剤の選択と準備: 金継には、ウルシ漆や合成樹脂などの接着剤が使用されます。接着剤の選択は、修復箇所の素材や形状、修復の持続性を考慮して行われます。接着剤は、修復箇所の強度や耐久性に影響を与えるため、適切な接着剤の選択と準備が重要です。
3. 貴金属粉末の選択と準備: 金継に使用される貴金属粉末は、金や銀、白金などの金属から作られます。これらの粉末は、修復箇所に均一に広がり、美しい模様や線を形成するために、精密に選択され、準備されます。貴金属粉末の配合は、修復箇所の素材や修復後の見た目に合わせて調整されます。
4. 修復の実施: 修復作業は、接着剤を破損箇所に塗布し、破片を接着する段階から始まります。次に、貴金属粉末を接着剤に混ぜたペーストを破損箇所に塗布し、修復箇所の周囲に均等に広げます。この段階では、修復箇所の形状やデザインに応じて、粉末の配合やペーストの塗布方法が工夫されます。
5. 乾燥と硬化: 修復箇所が固定されるまで待ちます。接着剤と貴金属粉末が乾燥し、硬化することで、修復部分が安定し、耐久性が向上します。この段階では、温度や湿度などの環境条件が管理され、最適な乾燥と硬化が確保されます。
6. 仕上げと装飾: 修復箇所が乾燥した後、専門家は修復部分を丁寧に磨いて仕上げます。これにより、貴金属粉末が美しく輝き、周囲の素材と調和するように仕上げられます。修復部分に装飾や模様を施すこともあり、修復箇所を美しく強調するだけでなく、アートとしての魅力を高めることができます。
金継の工程は、高度な技術と専門知識を要するため、修復の品質と美しさを実現するために、熟練した職人や専門家によって行われます。この技術は、伝統的な工芸品の保存や修復だけでなく、現代のアートやデザインにも応用され、その芸術性と価値は広く認められています。
金継ぎの出来るもの
金継ぎは陶器、磁器、漆、ガラスなどのさまざまな素材で行うことができ、様々な品目を承ります。
以下は金継ぎのできる品目の一部の例です。
金継ぎの出来るもの
◆(陶磁器)
茶碗、皿、鉢、壷、花瓶、等
◆漆(うるし)
漆器、折りたたみ扇子、等
◆ガラス
食器、花瓶、等
金継ぎは、これらの素材でできた品物が壊れた場合に、修理として使われることが一般的です。
修理された品物は、金の線や模様が施されて、壊れた部分が美しく強調され、新しい価値が加えられます。
この方法は、対象物の歴史や痕跡を尊重し、持続可能な修理オプションとしても評価されています。
金継ぎの出来ないもの
・土鍋など直接火にかけるものは承れません。
・表面にざらつきがあるガラス
・蒔絵の絵の部分に破損のあるもの
・木製品
金継ぎを依頼する際のポイント
金継ぎを依頼する際のポイント
金継ぎ修理は繊細で芸術的なプロセスですね。大切なお品を意向に沿う方向でより良く修復するためには、修理をご依頼になる方と承る側の意思の疎通が必要です。
その際、計測はとても重要です。ここでは修理依頼の際の継ぎ目を計る際のポイントや糸を使った測り方をいくつか紹介しましょう。
継ぎ目の測り方
継ぎ目を測る際は、壊れた部分の両端から均等に測ります。金継ぎの技法によって異なりますが、一般的には修復する範囲を定め、その範囲内での計測を行います。
表面だけの欠損の場合は表のみを、裏にもた達している場合は表面・裏面の両方も長さを測ります。
糸を使った測り方
糸を使った方法は、曲線や複雑な形状の継ぎ目を測り¥るのに役立ちます。
まず、修復したい箇所の周囲に糸を添わせていきます。この糸は、継ぎ目の形状や長さを決定するための目安となります。
糸を使用することで、修復箇所の形状を柔軟に変更でき、より自然な計測が可能になります。
金継ぎ修理は精密さを要する作業ですので、細かい部分まで注意深く行うことが重要です。
この方法により、修復を行う際に、修復箇所が原状に近づくように細心の注意を払うことができます。
金継ぎ以外の継ぎ方
金継ぎ以外の継ぎ方として、「朱継ぎ」(しゅつぎ)、「銀継ぎ」(ぎんつぎ)、および「黒継ぎ」(くろつぎ)を承っております。器や磁器の修復技術を指す日本の伝統的な方法です。
それぞれ異なる特徴と材料を使用しています。
◆朱継ぎ(しゅつぎ)
朱継ぎは、壊れた陶器や磁器を修復するための日本の伝統的な方法の一つです。
この技術では、壊れた部分を亀裂が目立たなくなるように修復するために、朱色の漆(うるし)が使用されます。
修復された部分は、明るい朱色の漆で覆われ、それによって修復箇所が目立たなくなり、かえって美しく強調されます。
◆銀継ぎ(ぎんつぎ)
銀継ぎは、陶器や磁器の修復技術の一つで、壊れた部分を銀粉を用いて修復する方法です。
この技術では、壊れた部分に銀粉を接着剤として使用し、修復箇所を目立たなくするだけでなく、美しい銀のラインを作り出します。
銀継ぎは、修復箇所が独自の美しさを持つことから、一種のアートとしても評価されています。
◆黒継ぎ(くろつぎ)
黒継ぎは、陶器や磁器を修復するための伝統的な日本の技術で、黒い漆が使用されます。
この方法では、壊れた部分を黒い漆で修復し、修復箇所を目立たなくし、かつ美しいデザインとして強調します。
黒継ぎは、修復箇所を目に見えないようにするだけでなく、逆に修復箇所をアートとして強調し、新しい価値を加える方法として評価されています。
これらの伝統的な陶器の修復技術は、壊れた陶器を廃棄せずに修復し、新たな美しさを持たせることができる点で貴重であり、日本の美意識と職人技術の一部として高く評価されています。
金継ぎを自分でやりたい方へ
金継ぎは美しい伝統的な工芸技術であり、自分で試すことは魅力的かもしれません。しかし、注意が必要であり、プロの手に依頼することを強くお勧めします。
なぜなら、金継ぎは専門知識と熟練した技術が必要であり、失敗すれば貴重な品物がさらに損傷する可能性があるからです。
自分で金継ぎを試みる前に、以下の理由を考慮してみてください。
◆技術と知識の不足
金継ぎは細かい作業であり、特別な道具や接着剤が必要です。専門的な知識がないと、正確な修復が難しいことがあります。
◆質の劣化
自分で金継ぎを行うと、本来の価値や美しさが損なわれる可能性が高まります。専門家の手にかかれば、最高の仕上がりが期待できます。
◆文化的価値
金継ぎは日本の伝統的な工芸技術であり、文化的な重要性があります。未熟な手による修復が、その尊重を欠いてしまうことがあります。
プロへの依頼をお勧めする理由は、彼らが専門知識を持ち、豊富な経験を積んでいるためです。また、専門家は適切な素材と技術を使用して、修復を行い、品物の本来の美しさを保つことができます。
金継ぎスクールを受講することも一つの方法ですが、それでもプロの技術と経験には及びません。スクールは基本的な知識とスキルを提供しますが、実践的な経験が不足していることがあります。
したがって、貴重な品物を金継ぎ修復する場合は、専門家の手に任せることを検討してください。彼らは品物にとって最善のケアを提供し、その価値を保つことができます。
金継ぎ修理の目安
金継ぎ部分の 大きさ |
直径 2㎜ 程度 の欠損 |
直径 1㎝ 程度 の欠損 |
ヒビ/ニュウの 金継ぎ |
詳細説明 | 8,000円前後 | 深さもある 口辺などの欠け |
部品の接着無し/ 長さ3㎝につき |
金継 (本金・本漆) | 8,000円前後 | 18,000円前後 | 8,000円前後 |
金継 (本金・早漆) | 準備中 | 準備中 | 準備中 |
共直し (樹脂系材料) | 5,000~15,000円位 | 30,000~80,000円位 | 30,000~80,000円位 |
破損部の 金継ぎ |
破損部の 金継ぎ |
金継ぎで 線が太く なるもの |
欠損部の 補修 |
部品の接着 あり/長さ 10㎝につき |
部品の接着 あり/長さ 100㎝につき |
接着面の角が 擦れて削れた 場合など |
別途お見積り |
15,000円 前後 |
80,000円 前後 |
別途お見積り | 別途お見積り |
準備中 | 準備中 | 円準備中 | 準備中 |
30,000~ 120,000円位 |
300,000~ 1,000,000円位 |
別途お見積り | 別途お見積り |
・上記の金額はあくまで目安で、少し高めに設定しております。 また、接着を伴う修理についてはその工程が複雑なほど高額になるため上記の価格より高額になるケースもございます。 ・修理の際、小さな欠片は使えない場合が多く、その部位は欠損補修の扱いになります。 また、強度の問題が発生する部位に於いては修理の可否を含めて別途お見積りとさせていただきます。 "・金継ぎについて 本漆による金継ぎは国産・中国産のウルシオールが多く含まれる高級天然漆を使用しております。 早漆による金継ぎは、食器には食品衛生法に適合した合成漆を、食器以外には食品衛生法に適合していない合成漆を使用しています。 また、アルコールが入る酒器などには本漆による金継ぎのみ承ります。 期間は職人さんへの依頼がつまっており、現状3~6ヶ月見ていただいております。" "・共直しについて 共直しは破損部周辺を 樹脂系材料によるコーティングによって色目を合わせる修復技法です。そのため、修理品によってできるものとできないものがあります。 また、保管および展示状況によっても変わりますが、長期間の時間経過で合わせた色が変色する可能性があります。 食品衛生法に適合した材料が現状無いため、実用食器の修復は承っておりません。 期間は職人さんへの依頼がつまっており、通常3~8ヶ月、複雑なものでは1年以上の期間をいただいております。" |
古忨堂は骨董を通して日本のものつくりの文化で育まれた知恵を楽しくお伝えしていきます
このホームページ内に書かれた専門的な内容は、長い間に古忨堂にお越しいただいていた、様々な「道」に精通されているお客様や先生方、また同業の古い先輩方から教わった事が多く書かれています。
他のWEBページに載っていないことも多いかもしれません。
文章内容には誤解が出ないように注意しておりますが、時代や流派、地域などの違いで齟齬もあるのではないかと思います。現在何かの「道」の習得などに励んでいらっしゃる方は、このホームページを含めてWEB上の知識ではなく、直接おしえてくださっている先生のお話をお聞きくださるよう、お願い申し上げます。
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