大阪の骨董品店こがん堂が語る金襴手金彩と赤絵金彩の特徴と価値
金襴手、金彩、赤絵金彩の違いとは
金襴手、金彩、赤絵金彩は、日本の伝統的な美術技法および装飾です。
金襴手(きんでんしゅ)
金襴手は、金箔を使用して作られる伝統的な日本の装飾技法です。金箔を薄く打ち延ばし、絹などの布地に張り付けることで美しい光沢を持った装飾を作り出します。金襴手は主に屏風や掛け軸などの美術品や室内装飾品に使用され、その技法は古くから続いています。
金彩(きんさい)
金彩は、金箔を使った彩色技法です。金箔を細かく砕いて粉末にし、接着剤と混ぜて作られた金ペーストを絵画や工芸品に塗布します。金彩は主に仏像や仏具、屏風、掛け軸などの彫刻や絵画に使用され、美しい輝きと高貴な雰囲気を与えます。
赤絵金彩(あかえきんさい)
赤絵金彩は、金彩と赤絵という2つの技法を組み合わせた装飾スタイルです。赤絵は、酸化鉄を主成分とした赤い顔料を使用して描かれる絵画技法であり、主に陶磁器や漆器に用いられます。赤絵金彩では、赤絵の描線や模様に金彩を施すことで、より豪華な装飾効果を生み出します。この技法は主に陶磁器や漆器の装飾に使用され、日本の伝統的な美術品として高く評価されています。
これらの技法は、日本の美術や工芸の伝統を受け継ぐ作品に広く使用されており、その美しさと独特な輝きは多くの人々に魅力を与えています。
薩摩金襴手
薩摩金襴手
薩摩金襴手(さつまきんらんで)は、日本の伝統的な工芸品であり、主に鹿児島県の薩摩地域で作られています。金襴手は、金属糸で織られた装飾的な織物を指します。薩摩金襴手は、この金襴手の技法を使って作られた陶器のことを指します。
薩摩金襴手陶器は、陶磁器の表面に金襴手の技法を応用した装飾が施されています。金襴手の技法では、金や銀の箔を細い糸に貼り付けて織り上げることで、美しい模様や図案を作り出します。この技法を陶器に応用することで、独特な光沢や華やかさを持った作品が生み出されます。
薩摩金襴手陶器は、主に茶道具や花入れ、花瓶などの日常の生活用品として作られています。薩摩地域の陶器の伝統と、金襴手の華やかな装飾技法が融合しており、贅沢な美しさを楽しむことができます。
薩摩金襴手陶器は、職人の手作業によって作られることが多く、技術と時間がかかるため、一つ一つが高い品質を持っています。また、金襴手の技法は独特であり、他の地域や国ではなかなか見られないものです。
薩摩金襴手陶器は、日本の伝統工芸品として高く評価されており、鹿児島県や薩摩地域の観光名所や土産物店で見ることができます。その美しい装飾や独自性から、内外の人々に愛されています.
古忨堂は骨董を通して日本のものつくりの文化で育まれた知恵を楽しくお伝えしていきます
このホームページ内に書かれた専門的な内容は、長い間に古忨堂にお越しいただいていた、様々な「道」に精通されているお客様や先生方、また同業の古い先輩方から教わった事が多く書かれています。
他のWEBページに載っていないことも多いかもしれません。
文章内容には誤解が出ないように注意しておりますが、時代や流派、地域などの違いで齟齬もあるのではないかと思います。現在何かの「道」の習得などに励んでいらっしゃる方は、このホームページを含めてWEB上の知識ではなく、直接おしえてくださっている先生のお話をお聞きくださるよう、お願い申し上げます。
直接古忨堂へお越しいただく場合
阪神百貨店梅田本店8階にて、連日午前10時から午後8時まで営業しております。
(1月1日はお休みです。他は阪神百貨店の営業予定日をご確認ください。)
大阪メトロ梅田駅 / 東梅田駅 / 西梅田駅 / 阪神電車・大阪梅田駅 / 阪急電鉄・大阪梅田駅 / JR大阪駅が最寄りです。
ネット通販から工芸品や古美術を購入する方法
ページ内に[ 〇〇〇〇〇はこちら ] というボタンがありましたら、そのボタンをクリックするとその内容の古忨堂の商品検索結果があらわれます。画像をクリックできるものは直接その商品ページをご覧いただくことができ、販売サイトから直接お買い求めいただけます。各販売サイトの特典が使用できます。
また、一部の作品は阪神百貨店のRemo Order(リモオーダー)などを利用してご購入もいただけます。
その場合、販売サイトの購入ボタンは押さずに作品ごとにお問い合わせください(ヤフオクの競りあがっている商品、及び¥10,000未満の商品は全てご利用いただけません)。
送料は別途かかります。リモオーダーでは阪急阪神百貨店のポイントやカード割引など通常のリモオーダー取引と同じ特典をご利用いただけます。
詳しくは阪神百貨店のホームページもご覧ください。
掛軸・工芸品・古美術品の販売=ご注文依頼の方法
その際、お探しのお道具類の
使う用途(普段使い、慶事、フォーマルな茶会、収集、など)
使う予定(季節、日時、目的(趣向)、お稽古用、など)他の取り合わせ(茶事・茶会や床飾りなどの場合)
ご予算(わかれば)
など、お教えいただけますと迅速にご対応できます。
掛軸・工芸品・古美術品の買取=売却をご希望の方
tel : 06-6341-1000 までお問い合わせください。
その際、売却希望の作品の画像をお送りいただけると早くご対応可能です。
ジャンルによって必要な画像が違いますので、詳細ページをご覧ください。