薔薇 蝶文透 銀かんざし
サイズ:縦 2.4 ×横 3 ×長さ 10.3 c
材質:SV800
検査済です
モチーフ部分が可動します
価格: 33,000円
SV800 銀製
銀を彫り出して制作されたかんざしです。
日本画のような太い輪郭線でバラと蝶を表現している
1930年頃、日本のアールデコデザインの初期のものです。
モダンデザインに通じる雰囲気がいいですね。
モチーフ部分の角度が変えられるので、色々な表情を楽しめます。
《世界に類を見ない日本の超絶技巧》
江戸時代、戦国時代が終わり太平の世になると武具制作の需要が減り、
刀剣の拵(こしらえ)などを制作していた錺師(かざりし)とよばれる金工の職人たちは
活動の場を失います。
その職人たちは刀装具の仕事を
小間物細工に転用することを考えて、
紙入れ(財布)の金具や女性の装身具を制作するようになり、
町人文化の発展とともに様々な名品が作り出されました。
明治の世になり日本が開国すると、この類を見ない美しい金属工芸は
またたく間に世界中に広がり、当時の欧米の人々を熱狂させました。
100年以上前の日本の美意識が、
いまの女性の美しさを引き立てることがございましたら、大変うれしく思います。