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時代 金工 こぼれ梅形銀かんざし SV925
サイズ :幅 1 ×長さ 10 cm
箱サイズ 縦 3.8 ×横 13 ×高さ 2.2 cm
状態 : モチーフ部分が可動します
材質:SV925
検査済
価格: 35,200円
銀で花びらの一枚一枚、おしべの一本一本を
丁寧に作り上げた精巧なかんざし。
盆栽風の置物などにもよく見られるこの金工細工は
明治の頃にとても流行りました。
メーカーのシールが貼られたままの元箱が残っていることも珍しい、とても状態の良い髪飾りです。
かんざしの語源は「花挿し」と言われています。
梅の花をつけているようにみえるのが可愛らしいですね。
梅の花の角度が変えられるので、色々な表情を楽しめます。
《世界に類を見ない日本の超絶技巧》
江戸時代、戦国時代が終わり太平の世になると武具制作の需要が減り、
刀剣の拵(こしらえ)などを制作していた錺師(かざりし)とよばれる金工の職人たちは
活動の場を失います。
その職人たちは刀装具の仕事を
小間物細工に転用することを考えて、
紙入れ(財布)の金具や女性の装身具を制作するようになり、
町人文化の発展とともに様々な名品が作り出されました。
明治の世になり日本が開国すると、この類を見ない美しい金属工芸は
またたく間に世界中に広がり、当時の欧米の人々を熱狂させました。
100年以上前の日本の美意識が、
いまの女性の美しさを引き立てることがございましたら、大変うれしく思います。