≪ サイズ ≫
径 7.5 ×高さ 14.5 ㎝ 口径 1 ㎝
≪ 状態 ≫
極美品です
≪ 箱行・鑑定・付属品≫
共箱
『模様から模様を造らず』という工藝製作の上での名言を残した富本憲吉。
その富本憲吉が代表作として作っていたのがこの四弁花の文様でした。
京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で晩年の富本に就いて学んだ京都の陶芸作家・森野泰明先生(2021年,文化功労者)によると、
「この人は職人やないから絵付けはヘタなんですわ。清水焼の職人さんがおんなじ仕事しようとしたら、歪みなくきっちり描いてしまいよる。それがちゃんと歪んでるから富本先生の作品はよろしいんですな。 」とおっしゃいます。
とんちのような会話になってしまいますが、手仕事ということの本質がある話しだと思います。
この作品の四弁花の連続模様も森野先生のおっしゃる通り、少し大きく、少し小さくゆがんで描かれています。
その、人が無心にただただ丁寧に描きあげた、そこに発生する美しきが若い頃の富本憲吉が参加した民藝運動の本質ともだぶって見えてきます。
四弁花のシリーズの中でも小さな作品である酒器。
模様の細やかさといい、とても希少な作品ではないでしょうか?
東京美術倶楽部鑑定委員会 鑑定書付き
『模様から模様を造らず』という工藝製作の上での名言を残した富本憲吉。
その富本憲吉が代表作として作っていたのがこの四弁花の文様でした。
京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で晩年の富本に就いて学んだ京都の陶芸作家・森野泰明先生(2021年,文化功労者)によると、
「この人は職人やないから絵付けはヘタなんですわ。清水焼の職人さんがおんなじ仕事しようとしたら、歪みなくきっちり描いてしまいよる。それがちゃんと歪んでるから富本先生の作品はよろしいんですな。 」とおっしゃいます。
とんちのような会話になってしまいますが、手仕事ということの本質がある話しだと思います。
この作品の四弁花の連続模様も森野先生のおっしゃる通り、少し大きく、少し小さくゆがんで描かれています。
その、人が無心にただただ丁寧に描きあげた、そこに発生する美しきが若い頃の富本憲吉が参加した民藝運動の本質ともだぶって見えてきます。
四弁花のシリーズの中でも小さな作品である酒器。
模様の細やかさといい、とても希少な作品ではないでしょうか?
東京美術倶楽部鑑定委員会 鑑定書付き