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こんにちは。
本日は、
季節もの掛軸
五井金水作「秋海棠」をご紹介します。
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五井金水作「秋海棠」
130,000円
サイズ
全体 縦 218 × 横 49 cm
本紙 縦 120 × 横 36 cm
絹本 共箱 付き
五井金水(ごい きんすい)
日本画家。明治12年(1879)大阪生。
名は松次郎。久保田桃水・中川蘆月に師事し、四条派画家として活躍しました。
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この赤い花は春に咲く花海棠と似た花を秋につけることから秋海棠と呼ばれました。
日本へ古くにやってきた中国原産の植物です。
元々中国では楊貴妃の逸話から海棠と言えば美女を表す代名詞だったようで、
最近でも華流ドラマのタイトルに使われている言葉です。
江戸時代から明治頃までを通して、ハイカラな花の一つだったのでしょう。
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鶉は鳴き声が「ゴキッチョー(=御吉兆)」と聞こえるそうです。
そのために縁起の良い鳥とされ、武士の間では”鶉合わせ”という鳴き声比べの遊びが流行しました。
古代から歌や俳句に詠まれて秋を表す鳥にもなっています。
現代では季節の風情を表すだけの掛物に見えますが、”鶉合わせ”などをやっていた時代を知る世代には、
娘が美しく育って幸多からんことを、奥ゆかしく願う掛軸だとわかるのです。
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